今でも、年収1,000万円と言えば凄いことだと思います。
ですが、近い将来、年収1,000万円で喜ぶのは日本人ぐらいなんじゃないかというぐらい日本は沈んでいきます。
先進国では1,000万円がスタートライン?
私の友人が務めている海外企業のITエンジニア募集に関する話をその友人から耳に挟みました。
友人曰く、英語ができITエンジニアスキルがある人の、先進国の労働市場での年収の相場はどれくらいなのか質問をすると、約1,000万円を超えるのが普通だそうです。
ただ、これには色々と条件やレベルはあると思います。
でもね、これに関してはエントリーレベルの話なんです。
実績を積んでいる人は、もっと高額な年収になっているということなんですよね。
しかも、条件はフルリモート(海外企業での雇用だから当たり前)です。
もし、海外の現地に行ってフル出勤で働くなら、年収はもっと貰えるんですって。
この話しを友人から聞いて、つくづく日本って本当に貧しくなったなと思いました。
また、めまいがしそうです…。
えっ先進国だけではない…。東南アジアでも?
先進国だけではないです。
いまや、世界全体との経済格差が、どんどん広がっているのが現状です。
つまり、日本+αの国が、世界の中で没落しているのです。
アメリカのインフレの話は良く聞きますが、ヨーロッパも同じなんです。
ヨーロッパもインフレをしているので、日本とヨーロッパの間でも、経済格差は広がっています。
更に驚くべきことに、東南アジアも猛追しています。
つまり、一部の国が進んでるのではなく、日本が沈んでいるのです。
AIで調べたところ、アジアの中でデフレをしているのは、タイと中国だけだそうです。
それ以外の国はインフレと賃金上昇が見られます。
特に東欧諸国の新興国と韓国、アイルランドやアメリカなどで賃金上昇率が高いようです。
日本もインフレしていますし、賃金上昇圧力もありますが、諸外国に比べるとかなり、低い水準にとどまっています。
そのため、経済格差が日々広がっている状況なのです。
先日、日本は残念ながら実質成長はマイナスだと発表がありました。
まぁ予想通りなだけに、株価は反応すらしませんでした。
このまま進めば、10年後、遅くとも20年後には日本がアジアの小国になってしまう可能性が高いと言えます。
もちろん、日本が急激に成長したり、周辺国の成長率が下がったりすれば、状況は変わるかもしれませんが、その可能性は低いでしょう。
例えば、シンガポールは既に多くの分野で日本を超えつつあります。
10年後には日本の倍の給与水準になる可能性が高いのです。
つまり、10年後の日本では、年収1,000万円が今の500万円程度の感覚になるかもしれないのです。
その日本で、年収500万円?凄いじゃん。
とは、ならないと思うのです。
シンガポールの人から見ても、年収1,000万円で驚いている日本人は、まるで年収500万円で驚いているように見えるのです。
更に、マレーシアも驚くべき成長を見せています。
非政府系企業では、今の3倍程度成長すれば日本に追いつくそうです。
マレーシアの経済成長率が凄まじいです。
15年後くらいには日本に追いつく可能性があるみたいです。
私たちは、東南アジアの国々を経済的に貧しいという印象で見がちですが、10年後には
逆転している可能性があります。
日本の方が貧しい国になっているかもしれないのです。
かもしれない、と控えめな表現にしましたが、現実的にはそうなる可能性が高いのです。
何なら、前倒しで実現する可能性があるというぐらいに考えておくのが丁度良いでしょう。
世界における日本のポジションを見て行動を!!
この極めて厳しい現実を、私達はしっかりと認識をしておく必要があります。
日本国内だけを見ていると、世界的に見て自分たちがどういう状況に置かれているのかが
分かりにくいものです。
定期的に意識して見ていかないと、5年後、10年後の自分たちの生活がどうなるのか想像ができないでしょう。
今より豊かになりたいと思うのなら、収入をアップさせる方法やキャリアアップの方法を考える必要があります。
今後は、ご自身のキャリアの中に、海外という選択肢も含める必要があるでしょう。
日本企業の中だけで考えていると、自動的に貧しくなっていく可能性があります。
海外企業やフルリモートも含め考えていく必要があるのです。
英語の勉強が苦手な人も多いと思いますが、何とか自助努力していく必要があるでしょう。
これは、私自身への自戒の言葉でもあります(学生時代英検2級でもヒアリングは出来てもスピーチが衰え)。
一緒に頑張っていきましょう。
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