HEART♡おかやま

2022年2月23日5 分

保険の基礎を理解しましょう

万が一の保険というが、万が一って何?

保険は、万一に備えるものと良く言われる話ですが、そもそも論、万一って一体何のことだか分かりますか。

この論議に、しっかり答えられないなら、そもそも保険を検討しようがないです。

では、少し考えてみましょう。

簡単に説明をすると、万が一って言うのは、起こる確率は低いけど、起こったらダメージが大きい事象のことです。

まず、最初の起こる確率が低いとはどういうことでしょうか。

例えば、今や日本人の約2人に1人が、癌になる時代です。

将来の癌治療に保険で備えましょう

上記のテーマのようなフレーズは、皆さんも様々な場所で聞くはずです。

ですが、約2人に1人に発生する事象とは、果たして確率が低いと言えるでしょうか。

言えませんよね。

しかし、確実に保険が使えるなら、その方がお得ですと、反論が聞こえてきそうです。

感覚的にはそうかもしれないですが、残念ながら、実はその逆なのです。

保険会社にとって(給付の)、確率が高いということは、それ以上の保険料をもらわなければ、経営が成り立たないのです。

なので、もらえる給付金の期待額に対して、保険料総額は、必ず高くなります。

つまり、期待値でいえば、保険は必ず損をしますね。

そして、その発生確率が高いわけです。

つまり、あなたが損をする可能性が、安定的に高いという結論が導かれます。

狐につままれたような話かもしれないですが、極端な場合で考えると分かりやすいです。

例えば、癌になる確率が、もし100%だとしたらどうなりますか?

上記の考察から考察すると、あなたは確実に損をする羽目になります。

なぜなら、保険会社は、100%給付する金額以上の保険料を確実に徴収するはずなので。

このように、事象の確率が高ければ高いほど、あなたは安定的に損をすることになります。

保険というのは、そういう面倒な商品なのですよね…。

えっ、じゃぁ保険って意味ないよって思われるかもしれないですが、もう一度繰り返すと、起こる確率が低くて、かつ、起こったらダメージが大きい事象である場合にのみ、価値が高まります。

例えば、死亡保障です。

あなたが、現役の間に、病気または事故で死亡する確率は小さいですよね。

実際の死亡確率はこんな感じになっています。

0歳の男女各1,000人の年齢別死亡者数と平均余命(生命保険文化センター)

https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/1227.html

例えば、あなたが、40代なら死亡確率は、およそ1,000人に1人程度、0.1%程度と言えます。

確率は低くとも、世帯の収入源が絶たれると、その後の数千万円、場合によっては、数億円以上の、収入予定がいきなり無くなってしまいます。

すると、遺族は大いに困ってしまいますよね。

こんな感じで、確率が低い(この場合0.1%程度)のに、もし、発生したら数千万円以上のインパクトがあるなら、保険の出番と言えるでしょう。

掛け捨ての保険なら、99.9%の確率で保険料が損になります。

その代わり、0.1%の確率で大いに助かるわけですね。

保険とはそういうものだと理解しましょう。

万一をカバーするのは保険だけじゃない。

死亡保障だけかければ良いよね、と思われるかもしれませんが、もうちょっと待って下さい。

数千万円以上の、インパクトがあるときと書きましたが、これは個人差があります。

仮に、資産形成が順調に進み数千万円の金融資産ができたとします。

となると、保険で万一に備える必要があるでしょうか。

既に、大きな金融資産がありますので、保険の必要性は、下がりますよね。

もちろん、それでも、保険を掛けるという考えもありますが、少なくとも保障額は減らせます。

このように、資産形成を積極的に進めれば進めるほど、死亡保障額が不要になってきます。

これを、私たちは(生命)保険を卒業すると表現しています。

実際に、私は死亡保障を掛けていないんです。

理由は、既に生命保険を卒業しているからです。

私がかけているのは、生命保険ではなくて損害保険(損保)だけです。

損保は、外来に起因する突発的な事象ですから、これは自分ではどうしようもないです。

なので、損保は、一生掛ける必要がありますね。

ただし、損保が扱う事象の発生率は、生保の死亡確率よりも、更に低いので、保険料は低く抑えられます。

このように、保険を卒業するメリットはかなり大きいです。

私たちが、資産形成をお勧めする理由のひとつがこれです。

個別の検討にはライフプランが必須

最後は、おなじみのライフプランです。

なぜ、保険の検討や見直しに、ライフプランが必要かというと、上記の議論でもお話ししたとおり、現状の金融資産の状況、家族構成、必要な生活費や万が一のとき、その後の生活の変化などなど、様々な条件によって、必要な保障額が人それぞれバラバラだからです。

なので、本当に必要な保険を合理的に、必要最小限で掛けたい場合は、ライフプランで確認する必要があるんです。

死亡保障の、最も多いパターンとしては、◯◯万円の収入保障保険を、△△歳まで用意しておくという感じですね。

この、◯◯と△△によって保険料がだいぶ変わってきます。

人によっては、◯◯がゼロ、もしくは、ゼロに近い場合もあります。

保険料を節約できる場合もあるので、そういう意味でもライフプランを作る価値は高いですね。

以上、保険の基礎と、見直し方法の簡単な説明でした。

今年も、まだ始まったばかりですので、一度、ライフプランを作ってみてください。

必要なら、私たちも、お手伝いができますので、ご連絡くださいね。

今日の記事はここまでとなります。

次回は別のお話しを書きますので、乞うご期待です。

今後とも何卒よろしくお願い致します。

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